匠の技術で生み出す

「キサゲ」

長年の経験が必要で現在では全国的に作業者が減っています。弊社はこの技術を加工機械に活用し、経年劣化の少ない高精度な機械を実現しています。

キサゲの目的

キサゲ加工をすることにより機械加工ではできない高精度な平面度、直角度、真直度を生み出します。また、キサゲ加工によって作られた油溝により、摺動面と可動部を円滑にするために行います。

主にキサゲが
施されている箇所
■ ロータリーフライス盤 / ベッド、コラム、アーム、シレー
■ 専用機 / フィールドユニット、コラム、スピンドル取り付け部
「キサゲ技術」とは

キサゲ(シカラップ・スクレーパー)という刃物で金属の表面を削ることで、平面度が高く、かつ油たまりのある面に仕上げる技術のことであります。超精密部品を加工する高精度機械の製作工程において、滑り摺動面(スライド部分)の加工作業時に、主として使われる加工技術であり、工作機械の心臓部である滑り摺動面の超高精度平面(1/1000ミリ)を実現するには、必要不可欠な加工技術であります。
技術の発展により工作機械が高精度になった現在でも、機械加工によって平面度(1/1000ミリ)以下を実現することは非常に困難であります。しかし、この超高精度平面を人の技術により作り上げることができるのです。そして、それが「キサゲ技術」なのです。

スピンドル組立技術

スピンドルモーターは時代の流れと共に高速化が求められています。スピンドルやベアリングなどの回転部だけではなく、フレームやハウジングなどの付帯部品の精度の向上も必要になってきました。
スピンドルモーターの軸は「シャフト」や「スピンドル」と呼ばれ、高速かつ高精度に回転させるために一番重要な部品です。高速になるほど回転体の持つアンバランスが増幅され振動が大きくなります。このアンバランスを限りなく除去するのが振動解析FFTアナライ ザを活用した組立技術です。
スピンドルモーターの組み立ては、そのほとんどが手作業で行われています。軸受けの構造等を熟知した作業者が一台ずつ丁寧に組み立てております。機械の進歩があったとしても、この工程ではそうはいきません。長年の技術が最も必要とされる工程といえるでしょう。

3D技術で生み出す

サクライでは、設計、構造解析、機械加工までの一連のプロセスの中で3Dデータを活かすことで、設計や機械加工の効率を高め、設計工数および製作期間の大幅短縮、および品質向上をかなえます。最新鋭の設計ソフトウェアおよび加工機械と、過去60年にわたり積み上げてきた匠の 技術を結集させ、高付加価値モノづくりを実践しています。

3D設計・構造解析

使用CAD■ SOLIDWORKS

弊社では3D CADをメインツールとした機械設計を行っています。さらに装置の半自動設計にも取り経んでいます。お客さまからいただく3D設計データは、弊社での設計や加工に生かすことが可能です。お客さまとのテクニカルコミュニケーションの質を高めることで、高品質かつスピーディーな設計・加工を実現します。さらに3D CADと連動した構造解析により、早期に構造や強度面の問題の洗い出しを行うことで、試作検討の回数削減や、後工程での手戻り削減が可能です。

CAM

設計データを活かして、そのままCADのNCデータとして出力します。CAMのデータは2Dと3D両方に対応しています。設計意図を正確かつスピーディーに機械加工に反映させます。

使用CAM■ シーメンス「Solid Edge」「NX」
■ ゼネテック 「MasterCAM」

VRによる仮想の仕様検討

弊社ではVR(バーチャルリアリティ)の事前検証システムを採用しています。VRはヘッドマウントディスプレイ越しに3Dデータをのぞき、没入できる仕組みです。3Dデータの実機が目の前にあるかのような体験により、フラットな画面の中の3Dデータだけでは洗い出せない、細やかな干渉の問題や、使い勝手の問題の検証が行えます。
実機を作ってから確認するしかなかった検証も、実機を製作する以前に行うことが可能です。